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妊婦の救急搬送の経験(16) [妊婦の救急搬送の経験]

クリニックでは、花束を用意して、院長、看護師さん達が暖かく迎えてくれました。
やっと、娘に会えたとき、自然と涙が出ました。

小さな娘をこわごわと抱きました。
新生児を抱っこしたのは、はじめてでした。

「ももちゃん、100% 母乳で大きくなったのよ」

2週間、私が育てたのではないけど、私の母乳で育っていたのは、うれしかったです。

娘のことを、看護師さんたちは、たくさん抱っこをして、世話をしてくださったそうです。
とっても、よく泣く赤ちゃんだったそうです。

「ももちゃんは、ママが一緒にいないから、特別いっぱい抱っこしたのよ」

と、ほんとにかわいがって、お世話をして頂いたようです。

・・・新生児のももも、ママがいなくて寂しかったようです。
よく泣く赤ちゃんだったと書きましたが、私が会ったのは、よく寝て、あまり泣かない赤ちゃんでした。
看護師さんはこういいました。

「ママが来て、安心したんだわ」
「いっぱい抱っこして、かわいがってたのに、やっぱりママがいいのね」

「私がママって、わかるんですか?」

「もちろん、わかってるわよ」

ももが私をママと認めてくれたようで、とっても、うれしかったです。

そして、・・・まだ、つづくのです。

妊婦の救急搬送の経験(17)へつづく

妊婦の救急搬送の経験(1)から読む

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